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2022年 NFT 雑感 by haruxx
さて2022年も残すところあと1週間になりました。最初はテーマを持って執筆していこうと思いましたが、結局まとめはAIの為せる技でしかなく、私の心から湧き出た思いを書いていくことで2022年のNFTを振り返っていきたいと思います。みなさんのNFTの思いもコメントをぜひ。
BAYC陣営がNFT PFP世界の盟主に
BAYCは2021年の誕生から怒涛の勢いでNFTの世界のトップランナーとしてCryotpPunksという王者の背中を追いかけていました。CryptoPunksは歴史もあり、生みの親のLarva Labsも大概クリプト色が強く大いなるファンが多くいました。
その勝負は2022年になりあっけなく終わりました。Larva LabsがYuga LabsにCryptoPunksの権利を売ってしまったのです。Yuga Labsはもはやどっちが勝ってもいいというポジションを得ました。
Larva Labsもクリプト市場が崩れきる前に売ってしまったので良いディールであったのだなと思います。
Larva Labsはなぜ売ったのか正確なところは定かではありませんが、私には Larva Labsのチーム(実質2人しかいない)は、コミュニティの求める、商業への開放や幻の CryptoPunks v1の対応なので疲弊し技術的な観点以外の要望への対応が嫌になってしまったのではないかなと感じています。
一方、Yuga Labsはその点は得意とするところであり、CrypotPunksを運営するのに苦はなかったのでしょう。Win-Winのディール出会ったと思います。
参照: https://dune.com/hildobby/BAYC-vs-CryptoPunks
フロアプライスをみると近々は似たような価格帯を漂っているようです。
Polygonは既存企業のWeb3への心地よい入り口に
2022年の後半にトップ企業のNFTやメタバースへの参入が相次ぎます。Starbacks, NikeのNFTの活用の開始は特に印象に残ります。世界トップブランディング企業がPolygonを選択したわけです。
Polygonといえば、Ethereumのサイドチェーンであり、L2でもなく、BNBのように強い基盤をもっているわけでもありませんでした。
しかしながら、彼らは初期よりBiz Devに強く力をいれ多くのディールをPolygonに引き寄せています。多くはすでに資金力に不安のない、既存企業が目立ちます。
個人のPFP系NFTも一時Polygonの流れがありましたが、ガス代が大きく下がったことによりEthereum L1への回帰を感じます。
人を介在したサポートのコミットこれが結局これまで通り既存企業の求めてきたものなのでしょう。パブリックチェーンの持つ自由にやってください。必要なお金はチェーンの運営のためのガス代だけです。という世界は不安をさそうのでしょうか。
OpenSeaの倒し方
ずっと前に仲間たちとこの名称でTwitter Spaceをやったのが懐かしいです。2021年の11月OpenSeaを倒せるのかだれも思いつかなかった時期でした。
こちらがその時のまとめです。会話はこの4人でしました
haruxx先生(@harukatarotaro)
consomeさん(@ZkEther)
のぶめいさん(@nobu_mei )
コバタケさん(@kobatake00000)
このときの会話にでた方法はどれも実現しておらず、その頃ライバルだと思っていたライバルもほぼ消えてしまった感があります。
OpenSeaは今でも王者でですが、2021年ほどラクラクではありません。
夏頃にはロイヤリティゼロを担いで多くのライバルマーケットがOpenSeaを圧迫しました。またLooksRareなどはトークンを餌にユーザーを引き込みました
が
結局OpenSeaは、トークンに対抗してトークンを発行することもせず、ロイヤリティもロイヤリティゼロのマーケットをサポートするNFTコレクションにはOpenSeaもロイヤリティ課金をしない措置で乗り越えました。
戦い方も王者の風格があります。
参照: https://dune.com/hildobby/NFTs
この瞬間 OpenSeaとBlurで世界のNFT取引のほぼすべてを占めているようにみえます。Blurは今まさにAirdropで殴り込みを行いマーケットを削っています。
このバラマキが終わったあとが勝負ですね。Blurという年初には姿も形もなかった敵が2022年の最大のライバルとして君臨しています
日本のNFT
2022年もNFT仕掛け人たちのてはとまりませんでした。より戦略的に仕掛けていき、2022年後半はOpenSeaのランキングにでてくるコレクタブルも珍しくなくなりました。
特に私の感ずるところは海外にはあまりないグループ企業型コレクタブルが多いことでしょうか?海外でもCC0を謳ったりなどして派生をゆるしているところは多いですが、ここまでグループ企業のように横に広がっている現象はみえません。
下記はopenseepの検索機能で確認できるグループコレクタブルの一例です。Serch機能であぶり出せます。
Ninja/CNP
Very Long
この2つのグループはとても目立ちますね。それ以外にもMurakami やMetaaniなど複数のNFTにて広がっているコレクタブルが多く見られます。
ブルーチップNFTはどうなった
CryptoPunks BAYCは別格としてその後ろに続くトップグループは2022年は受難の年に見えました。2022年前半では10ETH超えは当たり前でしたが、クリプトの瓦解とともに、軒並み5ETH以下のフロアプライスまで叩き落されました。
その後いくつかのブルーチップは、底力を見せ活動を再開し始めています。特に活発なのはこのあたりでしょうか?
CloneX
Azuki
Moonbird
doodles
Penguin
価格は5ETH以上に戻すところまでいけました。
xx to Earn
STEPNも2022に登場した大きなムーブメントです。NFTを所持し、歩いたり走ったりすることにより、トークンを稼げるという仕組みです。
xx to Earnはムーブメントなりいろいろ派生しましたが、結局半年以上ブームが続くものがありません。
クリプト系ゲーム系は儲かるがどうしても絡んできますが、結局ずっと回り続ける経済圏を構築できないわけですね。
リアル世界はずっと経済が回っています。これをクリプトで再現できる時代はくるのでしょうか?
最後に
2022年を振り返ってみました。アナタの2022年のNFTライフはどうでしたか?また2023年も楽しみましょう。
ではでは。
拡散してもらえると喜びます。今年もありがとうございました。